『踊りに行くぜ!!』Ⅱ(セカンド) vol.5 福岡公演

〜JCDNダンス作品クリエイション&全国巡回プロジェクト〜 イムズパフォーミングアーツシリーズ2015

ダンス作品をつくるプロジェクト

踊りに行くぜ

「踊りに行くぜ!!」Ⅱは、“ダンス作品”の新作づくりに取り組むプロジェクトです。

作家が深く思考錯誤した軌跡そのものが“作品”という形となり、生きる力や発想、かけがえのない価値あるものとして、世界とダンスが繋がり、ダンスが世界を広げてくれるような、そんなダンス作品の誕生を望んでいます。

本プロジェクトは、抽象的な表現を得意とする“ダンス”の特性を活かし、作家の描きたい世界観、あるいは主題を明確に伝えることのできる“ダンス作品”の制作を目指しています。

そのために、それぞれの作家がオリジナルな手法を見出し、作品制作に専念できる<ダンス・イン・レジデンス>を取り入れた2つのプログラム「A/ダンスプロダクション」 「B/リージョナルダンス」を用意し、全国公募より新作のアイデアを募りました。

ここからつくりだされる8作品は、全国6ヶ所<札幌・松山・仙台・福岡・神戸・東京>にて上演します。Aプログラムの作品は、巡回公演で再演を重ねブラッシュアップしていきます。

また、仙台と福岡では地元公募より選出した作品を「C/地元作品」として上演します。

他ジャンルのアートでは表現できない“ダンス作品”の発明をすること、それが「踊りに行くぜ!!」Ⅱの目的です。

全国の開催地のどこかで、どうぞお立会いください!

水野立子/プログラム・ディレクター

公演概要

【日時】  2015年2月28日(土) 19:00開演(18:30開場)
【会場】  イムズホール(イムズ9F)
【上演作品】
Aダンスプロダクション
作・演出家/作品に必要な構成メンバー(美術・音楽・映像など)を編成し作品制作を行います。
■『#1 天使ソナタ』 川口 智子(東京)
■『To day』 桑折 現(京都)

Bリージョナルダンス
振付家/演出家が、各開催地に滞在し、地元で募った出演者と制作、当地で上演します。
■『底の庭の隣で待つ』 田中 美沙子(東京)

C地元作品 地元で活動するアーティストがクリエーションサポートを受けながら、上演に取り組みます。
■『膜』 乗松 薫(福岡)

【料金】  一般前売2,500円/当日3,000円  学生前売1,500円/当日2,000円
【チケット取り扱い】
ローソンチケット(Lコード:82491)
文化芸術情報館アートリエ(店頭販売のみ。アジア美術館7F)
JCDNダンスリザーブ(http://dance.jcdn.org/)
アートマネージメントセンター福岡

文化庁委託事業「平成26年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁/NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)
共催・制作:「踊りに行くぜ!!」Ⅱ福岡公演実行委員会、アートマネージメントセンター福岡
共催:(公財)福岡市文化芸術振興財団    
特別協力:イムズ
協賛:トヨタ自動車株式会社、アサヒビール株式会社
協力:公益財団法人セゾン文化財団
全体企画・制作:ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク

上演作品紹介

『#1 天使ソナタ』川口 智子(東京)
天使のソナタ
1×1×1 演出家・川口智子×ダンサー・辻田暁×音楽家・鈴木光介 0×0×0 不在のテキスト×消える肉体×記憶の音楽 VIVA DEATH!! ひとつめの悲劇が終わり、次の世代の悲劇の幕が上がる。 犠牲者は、死刑執行人の仮面を渡される。 その仮面の目の穴は、死の穴によく似ている。 天使は、復活の天使ではなく「破局の証人」の顔をしている。 愛を希求していたはずの私の手が、殺人者の手に変わる。 遺された沈黙の息づかい 死を死ねなかった子どもたちの踊り ここではないどこかへとつながる音楽 三つの死が舞台へ集まり、そして消えていく

作 ・演出:川口智子  振付・出演:辻田暁  音楽・出演:鈴木光介

川口智子 / Tomoco KAWAGUCHI 1983年生まれ。演出家。サラ・ケイン『洗い清められ』(“Cleansed”)の連続上演「クレンズド・プロジェクト」(2010年~)を企画・演出。ソロ活動として、不定期に「ひとりdeサラ・ケイン祭」を開催。2013年より、香港のドキュメンタリー映像作家・卓翔と協働して、アジアの若手アーティストの交流企画「絶対飛行機/Absolute Airplane」を開始。アジアにおける移動式アート・スポットを目論む。コンテンポラリスト。 
『To day』桑折 現(京都)

人は受け取ったことを自分の経験や知識、記憶と連動して感じている。 一日の中にも捉えきれない程の多くの物事が起こっていて、純粋な情報は個人が受けとめた時から選別され個別の情報として変換されていく。人は優秀な情報処理能力を持っているが、世界は人間のことだけで動いていないという事実をよく忘れる。 舞台芸術は人工物だらけで作為に満ちた世界だ。けれど時が流れることは変わらず、そこにある身体は(ある意味では)自然現象の賜物だ。 そしてなにより、作為と作為の隙間にふと現れる純粋な瞬間が存在する。 視覚と聴覚、忘却と記憶、出現と消滅、それらの境界を漂い、各々が共存するような現象を作為的に自然的に立ち上げたいと思う。

作・演出・構成:桑折現 振付・出演:松尾恵美/今村達紀 声・歌・出演:山崎阿弥 音楽・演奏:中川裕貴 衣裳:清川敦子 舞台美術協力:木藤純子

桑折現 / Gen KORI 演出家。dots主宰。1979年生。京都造形芸術大学にて太田省吾に師事。2001年、在学中にdotsを結成。舞台芸術に含まれる様々な要素を重層的に駆使し、独自の空間構成を構築して根源的な人間の存在を見つめる作品を発表。近年はdotsの活動と並行して、個人のプロジェクトでも活動している。  
『底の庭の隣で待つ』田中 美沙子(東京)

アガンベンという哲学者が研究した「剥き出しの生」という存在。 それは社会的・政治的な生を奪われ生物的な生しか持たない存在を意味します。 この言葉を初めて知ったとき、祖母を思い出しました。 祖父が亡くなると認知症を発症し、私や父の事も分からなくなりました。 二度目に面会に行ったときは、 寝たきりで意識もなく植物人間の様な状態でした。 目の前に横たわっている人は祖母には見えませんでした。 そこには目を見開いて ひたすら呼吸を繰り返している身体がありました。 人間の底にあるものがあらわになった姿。 その姿は心を掻きむしる。 生きている。すべての存在の共通の事実。 「剥き出しの生」を見たことを元に ダンスを作ってみたいと思います。

演出・構成・振付:田中美沙子 出演:石川友梨/小笠原萌/武本貴/田中克美/ M∀3/野中香織/福島由美/松井英理 アシスタント:林あきの

田中 美沙子 / Misako TANAKA 10歳よりバレエを始め、フランスCannes Jeune Balletに所属。帰国後、黒田育世率いるダンスカンパニーBATIKのメンバーとして国内外多数のツアーに参加。あうるすぽっとスガダイロー五夜公演『瞬か』、室伏鴻プロデュース〈外〉の千夜一夜『The Last News』に出演。近年より自身の創作活動を本格化し、振付作品を精力的に発表。これまでの作品に『うぶ毛しっぽと白髪まつげ』、『闇とルシフェリン』などがある。
『膜』乗松 薫(福岡)

薄い膜が保持しているもの、破裂寸前の不安定な美しさ、破裂、残る骸、生まれるもの生まれないもの、ひいては生物の生死に思いを寄せて作品を制作しました。 理由は科学 ひとたび突かば破壊さる 触れるは敏感 触れぬは快感 極上の肉 美味しくおいしくいただきます 歌い眠ろう まくまくまくまくぱくぱくぱくぽんっ

振付・演出:乗松薫 出演:太めパフォーマンス(鉄田えみ・乗松薫)

乗松 薫 / Kaoru NORIMATSU 2009年、太めパフォーマンスを結成。親しみやすさとダイナミクスを武器に、地域の小さなイベントや劇場など様々な場所で多様な作品を発表し、幅広い世代にダンスを通じて表現の可能性を提示している。結成5周年の今年は放出の年として、作品発表だけでなくイベントの企画にも携わる。トヨタコレオグラフィーアワード2014ファイナリストに選出される。太めパフォーマンスを率い、『膜』を上演。
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